プロジェクト事例
Hakone Ryokan
箱根旅館 — 湯宿の庭を照らす灯り
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箱根の山あいに佇むこの旅館では、湯浴みを終えたお客様が夜の茶庭をゆっくりと散策できるようにしたいというご相談をいただきました。山の静けさを損なわず、けれど足元は確かに見える。その両立が今回の設計における最大の課題でした。
茶庭を巡る飛び石の脇には、Tsukiakari の石灯籠を一定の間隔で配置し、歩みに合わせて視界が自然に開けるようにしました。強い光を避け、あえて低い位置から柔らかく照らすことで、木々の影を必要以上に消さず、山の夜の奥行きをそのまま残しています。
客室に面した縁側(engawa)には、Komorebi の吊り灯籠を軒下に沿って吊るしました。風にわずかに揺れる灯りが、木漏れ日のような模様を床に落とし、湯上がりのひとときに寄り添います。竣工後、宿泊されたお客様からは「灯りがあることで、夜の庭がもう一つの部屋のように感じられた」とのお声をいただいています。
現場の様子
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